庭木の害虫・病気、駆除|西宮・芦屋・神戸・尼崎・宝塚・伊丹・川西の『植木屋甲子園』

春から秋にかけてお庭の樹木が大きく育ちます。同時に、それを目当てに害虫たちがお庭にやってきます。樹木と共存共栄の面もありますが、樹木にとって迷惑な害虫も沢山います。庭木をきれいに維持していくには、それらの害虫の駆除、樹木の消毒、剪定、伐採、植え替え、伐採等が必要となってきます。

また、自然に伸びすぎた枝葉は、樹木のエネルギー源である光合成を阻害したり、風通しの悪くなった樹木には、カビがつきます。植物の病気のほとんどが、このカビが原因です。定期的な剪定、植え替え等が必要となってきます。初期症状の場合は、消毒せずに、剪定だけでも効果があります。

中には、消毒、剪定だけではどうしようもなく、他の樹木への影響もあるので、やむなく伐採しなければならない場合もあります。

西宮市周辺の害虫の発生時期

アブラムシ 3~10月(4~6月、9~10月に多く発生)

イラガ 4~5月 8~9月

カイガラムシ 年間通して

チャドクガ 4~5月 8~9月

松くい虫  6~8月 

マイマイガ 5~7月

アメリカシロヒトリ 5~9月 年2回発生

モンクロシャチホコ 4~5月 8~9月

マツカレハ 5~6月、8~9月

西宮市周辺での病気の発生時期

赤星病 4~6月

褐斑病 5~10月

炭疽病 5~10月

もち病 5~6月 ツツジ類 9~10月

すす病 年間通して(4~10月に多く発生)

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では、なぜ、

害虫・病気が発生するのでしょうか?

なぜ、病気や害虫が発生するのか? 自然の野原は、安定した調和の中にあり病原菌と直物も調和を保ち、あまり病気も発生しない。 害虫も食物連鎖によって天敵との調和がとれ大発生して植物に甚大な被害を与えない。 それに比べ、庭の花壇、植木は、植えうる植物が単一になったり、隔たったりし生態系が崩れ、ある特定の病原菌や土壌に発生する害虫の密度が高まって、土中の栄養バランスが崩れたりして病気や害虫の被害が出てきます。

害虫・病気発生の三要素

① 病原菌の存在(カビ・細菌・ウィルス)  病気の8割以上がカビによるものであり、 病気はある密度以上の病原菌がないと病気は発生しない

② 環境条件  病原菌や害虫が繁殖するには「温度」「湿度」「日照」「風通し」などの条件が必要

③ 植物の状態  栽培環境(日当たりや温度など)や土壌(酸度や水はけ)


病気?生理障害

養分の過不足や不適切な栽培環境などによって生理的な機能が乱れ、健全な生育が妨げられる状態  大量要素

・窒素(N)葉肥  生育に大きく影響する要素、茎、葉の成長を促す。

・リン酸(P)実肥  開花、結実、根の成長を促す

・カリ(K)根肥  根や茎葉を丈夫にし、生育に必要なたんぱく質やでんぷんの合成、水分調整な     ど、植物の中の環境の維持調整に重要  

中量要素⇒カルシウム(Ca)マグネシウム(Mg)鉄(Fe)


病気を知ろう

●細菌による病気⇒青枯病  これにかかると治らない。土壌洗浄しか手はない。

●ウィスルスによる病気⇒ウィルス病・モザイク病  アブラムシやコナジラミが媒介する病気、病気にかかった植物を治療する薬はないので、媒介害虫を退治する。  ベニカXファインスプレー、オルトランDX粒剤

●カビによる病気⇒うどんこ病、疫病、褐斑病(かっぱんびょう)、球根腐敗病、黒星病、黒点病、ごま色斑点病、根頭がんしゅ病、さび病、縮葉病、白絹病、  白さび病、つる割病、すす病、炭そ病、等々

害虫を知ろう

いっぱいいてまとめきれないので、危険かつ代表的な害虫

●チャドクガ    目に見えない毒針が猛烈なかゆみをもたらす  茶・ツバキ・サザンカ

●イラガ      刺されると猛烈に痛い

●カイガラムシ類 集団で窮ち汁吸し植物を衰弱させる。排泄物にすす病が発生して枝葉が黒くなる

●アブラムシ類 ●カミキリムシ類 ●コナジラミ類

殺虫剤と殺菌剤 防除したい原因が、病気なのか害虫なのかで別れる。 害虫なら「殺虫剤」病気なら「殺菌剤」となる。



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特に注意したい庭木の害虫は、チャドクガとイラガという毛虫です。


特に、人体への被害が大きいのがチャドクガです。

チャドクガ

体長 幼虫 約25mm 成虫 約10mm(羽を入れると15mm~18mm)

特性 卵~成虫まで毒針毛という毒針を保有。主に毛虫(幼虫)に毒針毛が多く、まゆになる前は、    約50万本あるといわれています。※毒針毛は肉眼で見えません。

発生樹木 ツバキ、サザンカ、茶の木に発生  (桜、梅にも発生することがある)

発生時期 春の終わり 夏の終わり 年に2回発生

被害 激しいかゆみと痛み。腫れとじんましんの様な発疹 個人差ありますがかゆみは1カ月続く

対処方法 植木屋泣かせの毛虫です。見かけたら近寄らない。毒針毛は、触れなくても風に乗ってきて刺します。刺されればガムテで取りましょう。(手でこすればこすった手に刺さります)飛び散らぬよう濡れティッシュを数枚重ねて除去しましょう。毒針毛は、熱に弱いので、刺さった衣類はアイロンがけが必要です。また、地上に落ちて死んだ後も毒は残るので注意です。

予防 消毒で駆除できますが、発生させないためには、剪定が必要です。絶対ではありませんが、剪定で風通しを良くすることで発生を防げます。


イラガ

体長 幼虫 約25mm 成虫 約20mm(羽を入れると30mm)

特性 幼虫の体表に毒棘という,棘を保有。

発生樹木 主に桜、柿、梅、リンゴやナシといった食樹などに発生。

発生時期 異常気象などによって大発生したり、発生しなかったり。通常は年1回。春の終わり7月~ 10月にかけて2回目を発生することもあるが、詳細は解明されていません。    

被害の状況 刺された局部に、激しいい痛み。その痛さは、電撃的。その後かゆみがおこる。葉の裏側に大量発生していることが多く、食欲旺盛で葉を食べ尽くす。

幼虫の対処方法 薬剤散布 園芸用使用してください。園芸用以外では、植物を枯らしてしまうことがあります。

成虫の対処方法 直接人体への害はありません。

※チャドクガの場合,毒針毛に刺された時、掻いたりすると症状を拡大しますが、イラガの毒棘は、幹部に触れた手で別の部分に触れても症状は広がることはありません。


チャドクガ、イラガと紹介しましたが、最後に一番恐い害虫です・・・

セアカコエグモ

セアカコケグモは熱帯地方に見られる毒グモで、西宮市内では、平成12年に初めて確認され、現在は市内各所で確認されています。危険動物というTVで、一般の住宅地で簡単に発見されているのを見てびっくり!! 毒で命を落とした事例もあります。

特徴 体は黒色で背面に赤い退場の模様、腹面には、赤い砂時計模様がある。体調は1cm かまれ ると、痛みを伴って赤く腫れますが攻撃性はありません。

潜み場所 植木鉢・7プランター、側溝・グレーチング、ブロック、フェンス、ベンチ、古タイヤ

対処方法 殺虫剤を吹きかけるか、踏みつぶす。決して素手で触らない 卵には殺虫剤は効かないので踏みつぶした後、ビニール袋などに入れてしっかり処分すること。

嚙まれたら 必ず医療機関に行ってください。何にかまれたかはっきり伝えることが大事ですので、可能であれば写メ等を取っておきましょう


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